女のハローワーク

 見ていないことも多いのですが、今日はたまたま金スマを見ていました。その中の「女のハローワーク」というコーナー。これは様々な職業に就いている女性が出てきて、その職業を出演者が当てるというもの。


 その中でたまたま地元在住の人が出ていたので、どんな仕事をやっている人かなぁ〜、なんて思いながら見ていたら・・・


 どこかで聞いたことのある名前、見覚えのある顔・・・


 そう、それは私が初めて就職した会社(食品スーパー)のOさんじゃないか!!!


 番組では彼女の出勤の様子やレジ打ちの早さについて紹介していました。私がそこの会社で働いていたのはわずか三年弱という短い期間でしたが、その当時から彼女は仕事が出来るコとして社内ではちょっと目立つ存在だったような気がします。(同じ店舗で働いたことがないので、彼女は私のことを知らないと思うが。)


 そこでも取り上げられていた「チェッカー」という仕事ですが、簡単に言えば店のレジ係。
知らない人から見れば「だたレジを打てばいいだけ」と思うかもしれませんが、特に社員ともなればその仕事内容は多岐に渡るものでした。


 基本のレジ打ちを始め、サービスカウンター業務、パートさん・アルバイトさんの簡単な指導やレジの配置指示、(年齢層が高校生〜母親世代と幅広いので時に対応が難しかったりする。)、金庫管理などなど。


 思えば、サービスカウンターではあらぬ苦情をウケて落ち込んだり、母親世代のパートさんに文句を言われたり、レジや金庫のお金が合わず必死で探したり・・・そんな苦労の日々だったような気がします。特に先輩社員が不在の時は言わば自分がレジ関係の責任者だったので、その時のプレッシャーは重かった。。。


 いろんなことがあって結局この会社を三年足らずで辞めたけど、今思うと受け流す器量が足りなかったのかもしれない。辛いこと、苦しいことをいつまでも引きずらず“まぁ、いいか”くらいの気持ちで受け流し、気持ちを切り替えることができていればもっと続いたのかもしれない。


 とは言っても、この会社を辞めたことに私は後悔してません。あの時の私なりに頑張ったから今の自分がいると思うから。


 とにかく仕事漬けだったあの頃。辞めた当時は“仕事ばかりで無駄な時間を過ごしてしまった”、と後悔していたこともありました。今も、あの当時に他のことをやっていればよかったかなと思うことはあります。


 だけど、仕事の厳しさを知ったのはもちろん、例えば年上のパートさんと接することで、前よりは他人とコミュニケーションが取れるようになったと思うし、店員さんの大変さを知ったことで他人の気持ちを思いやれるようになったり、少なからず学んだことがあったのだと今は思ってます。